2018-01-01から1年間の記事一覧

『HANA-BI』(1997)北野武監督

『HANA-BI』は申し訳なさと贖罪の意識が強い映画です。1993年の『ソナチネ』は生を否定する衝動が強烈な映画でした。『ソナチネ』は生の真っ只中にいる鮮烈な印象を与えます。1994年に北野武監督がバイク事故に遭った後、作風が一変します。1997年の『HANA-B…

『3-4×10月』(1990)北野武監督

北野武監督が初めて脚本も手がけた作品のようです。そのため後の北野武作品を予感させる色々な要素がこれでもかと詰め込まれています。突飛な印象のある映画ですが、起きる出来事をひとつひとつ見てみるとすべてフリがあってオチがあり因果関係もわかりやす…